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鹿島アントラーズを応援するサッカーコラムです。鹿島×横浜FM5月16日(水) 19:30三ツ沢
明日はプレシーズンマッチ水戸戦。

その前に注目選手を挙げておこう。

今週の練習からは、チームとしての連動性はさておき、個々人のパフォーマンスという意味で、FWならジュニーニョ、MFなら本山、DFなら新井場に目を引かれた。

【本山のポジショニングと技術】
本山は敵味方入り乱れる密集内(※ミニゲームでは縦横にピッチが圧縮されているので、混雑激しい)でもワンタッチツータッチで悠々と繋いでくれる。

パスを出すだけでなく、パスを出した後、再びパスを受けるためのポジショニングも絶妙。

「DFとDFの間に入る」と言葉で書けば簡単だが、やるのは易しくない。

テレビで見るのと比べて現実のピッチは数倍早回し。テレビは遠目になるから遅く見えるのだ。

「ボール・味方・敵」の位置と動きが見えてイメージできていないと、有利な形でパスを受けられない。

また、周囲を見るためには下に目を落としてボールコントロールする選手では厳しい。

置いて蹴る技術に絶対的な自信があるからこそ、頭を上げて(上げる回数多く)プレイできる。

そういったことをお手本のようにサラッとこなしていく本山。

公式戦になると激しい接触もされてくるから、練習グラウンドのままいくわけではないけれども、彼は達人に違いない。

【シュートの鬼、ジュニーニョ】
中盤で最も巧いと唸らせるのは本山だが、敵ゴールから30メートル内に入れば主役はジュニーニョに変わる。

分かりやすいものとして、まず、シュートの引き出しが多い。そのタイミングも我々の予測より早い。

数日前のミニゲームで見られたプレイ。

敵陣バイタルエリア、ジュニーニョにパスが入る。

「パス入った」とこちらが認知した瞬間、高速反転して、反転が終わるか終わらないかのうちに既にシュート打っているという。これは惜しくもポストを叩く。

別のプレイ。

ボックス内で強引とも思えるシュート。前にブロックがいてもお構いなし…のように見えたが、跳ね返りが再びジュニーニョの前に。

懲りずに強シュート?

と思うか思わないかのうちに、タイミングを外すトゥーキック。これがネットに突き刺さる。

結果的に最初の強シュートが布石となって、次のシュートに守りが反応できなかった。

ジュニーニョのシュート技術と意欲、発想の柔軟性には、見ていて惚れ惚れする。シュートまでの動き出しも、そのゴールへの意志が凄く分かりやすい。

本山や小笠原からパスが出そう…という、その手前の段階には加速してDFの死角に入り込んでいる。そのパスの呼び込みは外から見ていて納得のいくもの。

興梠、大迫だと、シュートに直結する動きの率が低め、動き出しもアピールが弱い傾向がある。

こういったボールを持たない段階でシュートを打つ準備をするということ、昨年一昨年で田代有三(現神戸)が素晴らしい成長を示した部分だが、大迫や興梠、佐々木、岡本らにも期待されるものだ。

【新井場のオーバーラップ】
長くなってきたので端折る。

プレイエリアはジュニーニョや本山とは違えども、動き出しという意味では右サイドバック新井場も絶妙。

彼は「中盤にパスを出してもらう。味方に生かしてもらう」なんて、従属的なサイドバックではない。

「最高の動き出しをしてやるから、はよパス出せや」といった積極性、自信と実力に裏打ちされたものだ。

他の鹿島SBの誰よりもアピールの強い、ここしかないというタイミングで前に出る。

単純なテクニックという意味では、アレックスも西も鈴木隆雅も伊東も、新井場に劣っているということはない。それぞれの武器においては新井場を上回る能力を持っている。

ただ、上下動の判断力、味方からパスを引っぱり出すノウハウ、積極性。

そこは今のところ、他SBと比較できないほど新井場がナンバー1だ。
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